ハチに刺されたら、どう対処すればいい?
ハチの毒には、一体どんなものが含まれるの?
アウトドアでのキャンプやバーベキューは楽しいものですが、
気をつけなければいけないのが、人を刺すハチの存在です。
ハチが持つ毒には、
痛みやかゆみの原因となるヒスタミン、セロトニン、ドーパミンなどの「アミン類」、
ヒスタミンの遊離を促すマストパランなどの「低分子ペプチド」、
組織障害をもたらすホスホリパーゼ、ヒアルロニターゼなどの「酵素類」が含まれています。
ハチによる刺し傷で問題になるのは、アシナガバチ、スズメバチ、ミツバチ、マルハナバチなど約20種で、
ハチ毒の作用としては通常、うずくような痛み、赤い腫れなどが見られます。
痛みは数時間〜1日でなくなりますが、
刺された箇所にはかゆみを伴うしこりが残り、数日で消えます。
ハチに刺された際の毒の量によっては、
全身に障害をもたらす場合もありますので早めに対処しましょう。
私も小学生のとき、蜂に刺されたことがあります。
特に処置をした記憶はないのですが、とにかく痛かったことだけおぼえています。
蜂に刺されると、命取りになることもあるようなので、処置には気をつけた方がいいようです。
刺されたら患部を水で洗い流し、すぐに病院へ!
ハチに刺されてしまった場合、どのような対処をすればよいのでしょうか?
まず行うべきは、刺された部位に針が残っているかの確認です。
もし針が残っていたら、指ではじき飛ばして取り去りましょう。
この際、指でつまんで針を取ると毒液を注入してしまうので、注意が必要です。
針を取り去ったら、次に傷口を水で洗い流します。
ハチ毒は水に溶けやすいので、傷口から毒液を絞り出すように、
もみながら流水にさらすのが効果的です。
その上で、抗ヒスタミン剤を含むステロイド剤を、傷口にたっぷりと塗り込みましょう。
なお、よく「尿のアンモニアでハチ毒が中和される」といわれますが、
実際には尿の成分は尿素であるため効果はありません。
むしろ尿のせいで傷口が感染してしまう恐れがあるので、絶対に避けるべき行為です。
またハチは黒いものを敵と見なし、襲いかかる習性があります。
アウトドアの際は、黒っぽい服装を避けるようにしましょう。
同じハチに刺されると、2回目以降は危険度がアップする!?
ところで、同じ種類のハチに2回以上刺されると、
「アナフィラキシー・ショック」という危険な状態に陥る危険性が高まることをご存じでしょうか?
そもそもアナフィラキシーとは、アレルギー反応の一種で、
外から入り込んだ抗原に対して、免疫が過剰に反応して起こる症状のこと。
軽度の場合でも、じんましん、呼吸困難、嘔吐、下痢などの症状が見られます。
そして、ハチ毒はアナフィラキシーを起こす抗原(=アレルゲン)になる恐れがあるのです。
アナフィラキシーが重症になると、顔が真っ青になり、体温が低下し、冷や汗をかいてきます。
これは、体がショック状態に陥って、血圧低下、呼吸困難などが起こるためです。
最悪の場合は、のどのはれや痛みを伴う気道閉塞、不整脈による心停止、
重篤な酸欠などにより死に至る場合もあるので、早急な対応が必要です。
また、アナフィラキシーは症状が一度治まっても、
数時間後に再び症状が現れることがあります。
症状は人によって異なりますが、ハチに刺された後に急速に体調が悪化した場合、
アナフィラキシーが疑われるので、すぐに医師に相談しましょう。
一度でもハチに刺されたことがある人は、
皮膚科でアナフィラキシー・ショックの診断を受けておくことをおすすめします。
引用: 元気読本